シンガポール（ロイター） - 石油価格は、OPECとロシアを中心とした引き続き供給削減と強い需要を背景に、2014年以来の最高値を示した。

1日当たり1,000万バレル（bpd）を突破する寸前の米国の生産量の上昇だけが、2018年の見通しを幾分妨げている。

米国西部テキサス州中間財（WTI）の原油先物市場CLC1は、2019年の最終決済から13セント（0.2％）減の0119GMTで1バレル60.29ドルであったが、2014年以来初めて60ドル以上を達成した。

北海ブレント原油先物相場は1バレル= 66.79ドルで、前日終値（2017年）以来8セント（0.1％）低下した。ブレント原油価格は1バレル= 60ドルを上回ったのは2014年以来初めて。 。

トレーダーらによると、火曜日の価格低下は、北海での45,000バレル/日（40,000バレル/日）のパイプラインシステムの完全な返還に加え、70,000バレル/日から100,000バレル/日に削減されたリビアのパイプラインでの継続的な修理によるものであった。

世界石油市場は、中東が支配する石油輸出国機構（OPEC）とロシアを中心に、1年間の生産減により支えられています。カットは2017年1月に始まり、2018年のすべてをカバーする予定です。

特に中国からの需要の堅調な伸びは、原油を支えています。

「石油在庫は2017年3月以来低下しており、OPECは2018年末まで生産を削減することに合意したため、2017年の初めから石油の基本的な見通しが改善されたとは言い切れないだろう」とウィリアム・オロフリンオーストラリアのRivkin Securitiesの投資分析アナリスト。

一方、高値は米国のシェール生産量を押し上げると予想されている」と述べた。

米国の商業原油在庫は、過去3月の過去最高値から約43％減の4億2310万バレルとなった。

米国の石油生産C-OUT-T-EIAは、2016年半ばからほぼ16％増加し、昨年末には975万バレルに達した。

しかし、コンサルタントのRystad Energyは、「米国の原油生産能力は1日当たり1,000万バレルに達している」と述べた。