中国は、エネルギー企業に対し、1日あたり15百万立方メートルのガス供給を一部の産業に削減するよう要請する
【北京18日ロイター】中国の国家計画担当者はCNPC、Sinopec、CNOOCの各国エネルギー省に、天然ガスの供給を1日当たり約1500万立方メートル削減するよう求めたと発表した。
この動きは、暖房のために数百万世帯を石炭から天然ガスに切り替えることによって環境を浄化する前例のないキャンペーンの後、世界第2の経済のガス不足の中で起こる。
政府はこれまで、産業への供給が抑制されると述べたが、化学物質、メタノール、肥料などの製造業者を対象とした月曜日の発表は、このような削減目標を示している。
国家開発改革委員会(NDRC)の広報担当者である孟偉(Meng Wei)はまた、政府が3大エネルギー企業と調整してガス生産を高め、輸入を増強し、インフラ整備を加速することで供給を増やしたと発表した。
同氏は、冬の間に245億立方メートルを輸入する計画に加えて、中国は海外市場で液化天然ガスを35億立方メートル購入する予定であると付け加えた。
同国はまた、1日当たり1400万立方メートルのガスを南北の寒い北部に送り出しており、1日当たり約1900万トンに増強する計画を立てているという。
CNOOCは、100台のトラックの護送隊を借りて、直近の北部地域の
液化天然ガス(LNG)を輸送
することは珍しく、コストがかかるため、深刻な燃料危機を緩和する動きをしている。